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【栄養学科】「地域農産物の活用」特別講義 -イオン×ぐんま未来大学-

更新日:2026年05月14日

 今年度新カリキュラムとして開講されている「地域農産物の活用」の授業内の特別講義として、
「ぐんま未来大学×イオン イオンでの地域農産物の活用と販売 ~管理栄養士視点で考える、これからの農産売り場~」と題し、
イオンリテール株式会社北関東・新潟カンパニーよりイオン太田店店長 日野敬介様、野菜バイヤー 後藤佑介様をお招きし、ご講義をいただきました。

 日頃、「食」の最前線でご活躍されている企業の方から直接お話を伺うことができ、
学生にとって大変貴重な学びの機会となりました。

 講義では、2025年度の本学との取り組みとして、フルーツ広報大使の活動やレシピ配布、現場見学といった具体的な内容をはじめ、
群馬県・太田市の農産物の特徴や現状の課題についてもお話しいただきました。
また、企業としての「安全・安心」への取り組み、クラウドシステムを活用したHACCP、プライベートブランドの厳しい基準、
水産物の認証制度など、食の安全・安心を支える取り組みについて詳しくご紹介いただきました。
さらに、管理栄養士が企業の中で担う役割についても触れていただき、単なる調理提案にとどまらず、
「安心して勧められるか」「価値をどう伝えていくか」といった視点の重要性をお話しいただきました。

 イオン太田店では、月に一度、地元生産者とのミーティングや圃場見学を行い、それらを売り場づくりや販促活動につなげていること、
また、農産売り場は「季節を最も感じられる場所」として、店舗内でも目立つ位置に配置されていることなど、
売り場づくりにおける工夫についてお話しいただきました。

 さらに、朝採れ野菜や24時間以内に仕入れた鮮度の高い野菜の取り扱い、フェアの開催、地産地消の推進など、
さまざまな取り組みについてもご紹介いただきました。
これらの取り組みは、販促物を通して分かりやすく伝える工夫がなされており、品質と価格のバランスが商品の価値につながること、
そして複数の取り組みが重なり合うことで、価値ある商品が届けられていることを学びました。

 また、太田市の地域特性(共働き世帯の多さ、昼間人口の多さ、自動車所有率の高さ、出生率の高さなど)を踏まえ、
「時短」「日常使い」「家庭で再現できる」といった視点が重要なテーマになるとお話しいただきました。
いくら健康に良いものであっても、手間がかかると選ばれにくいという現実の中で、入手しやすい地元野菜をどのように食べ、
どのように活用するかを提案することの重要性、そして管理栄養士の視点によるレシピが「信頼性の高い付加価値」となることを
教えていただきました。
講義後には学生から質問が寄せられ、ご自身の経験を交えながら一つひとつ丁寧にお答えいただきました。

 今回の特別講義を通して、学生たちは「栄養の学びが社会のなかでどのように活かされているのか」、
そして「売る場」と「学び・実践の場」が連携することで、地域農産物の価値をさらに高めていける可能性を
実感することができました。

 また、この講義を受けて、授業内で取り組む地元食材を使用したレシピカード作成の意義が、
学生の中でより一層高まったように感じられました。
売り場に置かれることを意識しながら、おいしく、家庭でも再現しやすいレシピを考えていきましょう。

最後に当日お越しいただいた皆さまと写真を撮らせていただきました。

ご講義いただきましたイオンリテール株式会社の日野様、後藤様に、心より感謝申し上げます。