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【栄養学科】栄養とボランティア第3回「ボランティアとは探求の時間」ゲスト講師 田口先生をお迎えしました

更新日:2026年10月25日

 栄養学科3年生を対象とした「栄養とボランティア」では、管理栄養士として社会のさまざまな場面で活躍する方々から学ぶゲスト講義をとりいれています。

 第1~2回では、担当教員からボランティアの定義や役割、社会とのかかわりについて学びました。
第3回からは、実際に地域や社会で活躍されている講師の先生方をお迎えし、現場での経験や活動についてお話していただきます。

 今回のゲスト講師としてお越しいただいたのは、乳幼児から高齢者まで、幅広いライフステージにかかわる活動を実践されている
管理栄養士の田口先生です。

 

 講義では、田口先生が活動を始めた原点についてお話いただきました。そのきっかけは、「困っている人のために何かしたい」という思いだったそうです。
その思いを大切に活動を続ける中で、NPO法人とのつながりが生まれ、活動の幅が少しずつ広がっていったことを紹介してくださいました。

 田口先生は、普段は糖尿病専門クリニックで管理栄養士として栄養指導を行っています。
この業務は診療報酬に基づく専門職としての仕事であり、サービスに対して報酬が支払われるため、ボランティア活動とは異なります。
一方で、NPO法人が運営する地域の居場所づくり活動では、無料の栄養相談コーナーを担当されることもあり、
管理栄養士としての知識や経験を地域住民のために無償で提供しています。

 学生たちはこのお話を通して、同じ管理栄養士の専門性を活かした活動であっても、「仕事」と「ボランティア」では目的や役割が異なること、
そして専門職として社会と関わる方法は一つではないことを学びました。

 今回の講義では、一方的に話を聞くだけではなく、学生同士が考え、意見を交わす時間も多く設けられました。
田口先生はファシリテーターとして、まず学生自身のボランティア経験や、自分の強みについて問いかけました。

 その後、「赤ちゃんから高齢者まで、それぞれのライフステージでどのような困りごとがあるだろうか」というテーマでグループワークを実施。
学生たちは地域の中で起こっているさまざまな課題について意見を出し合い、活発な議論を行いました。

 

 また、あらゆるライフステージにおける困りごとの多くは地域の中で起きているという視点から、管理栄養士として地域を見ることの大切さについてもお話しいただきました。
講義の終盤で田口先生が学生たちに投げかけたのは、
「ボランティアとは探求の時間ではないか」
という言葉でした。
何を探求したいのか。 どのような人とつながりたいのか。 そして、自分の強みをどのように社会のために生かしていきたいのか。
学生たちは、自分自身を見つめ直しながら考える時間となりました。

 将来どのような職場で働くのかだけでなく、自分の専門性を生かしてどのような形で社会に貢献できるのかを考える貴重な機会となり、
グループワークでは多くの学生が積極的に意見を交わしていた姿が印象的でした。

 今後の授業では、災害支援、海外協力、地域の健康づくりなど、さまざまな分野で活躍されている講師の先生方をお迎えする予定です。
学生たちが管理栄養士としての専門性を社会の中でどのように生かしていくのか、さらに考えを深めていくことを期待しています。